小俣光之:カメラのページ
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最近、高校時代からの友人のschwaさんがホームページを開設し、彼は、そのころから写真部所属で、カメラの趣味が今でも続いていて、ホームページにもたっぷりカメラのことが書いてありました。私もそこまではまってはいませんが、やはり子供の頃からカメラが好きで、先日ついにオートフォーカスの一眼レフを購入しましたので、カメラのページも追加してみようと考えました。
思い起こせば、小学校のまだ小さい頃に父に誕生日になにが欲しい?ときかれ、カメラを頼んだのですが、私は一眼レフが欲しかったのに父はオリンパスのコンパクトカメラ(OLYMPUS
PEN EE-3)を買ってきてしまいました。もらっておいて不満を言うのも何ですが、ちょっとがっかりしたのを今でも覚えています。そのカメラは作りはしっかりしていましたが、何しろ当時のいわゆるバカチョンカメラで、メカが好きな私にとってはなにもいじるところが無くてつまらない物でした。当時は鉄道マニアでもあったので、私としては望遠レンズが欲しかったのですが、そのカメラは28mmくらいの広角レンズで(ハーフサイズなので48mm相当?)、列車の写真を撮るにはかなり近づいて写さないとならず(無理です)、何とも困った物でした。また、最近はなくなったのかもしれませんが、35mmフィルムを縦に分割し、普通の1枚のエリアに2枚写してフィルムを節約するタイプ(ハーフサイズ)でした。先日実家で発見し、持ち帰りましたが、今見るとセレン光電池だけでAEしてくれたり、マニュアルで絞りを設定できたり、ボディも金属ですし、今のコンパクトカメラよりずっと良くできていました。
当時、父はキャノンの一眼レフ(RM)を持っていて、これは立派な一眼レフで、私が生まれた頃に大枚をはたいて購入したそうですが、当然電子制御は全く無く、シャッターなど、横走り式の布製の物で、今見ると新鮮です。父は私と違い、物を買うときに研究するのが嫌いで、このカメラも業者に勧められて購入したようですが、実はそのときにはキャノンの名機、F-1がすでにあったようで、値段はそんなにRMと変わらなかったようですから、もう少し研究してF-1を買っておいてくれたらよかったのにと、今でも父に会うと言っています。RMの便利なのは露出計がカメラ本体についていて、太陽電池のような物ですが、一応、カメラ上部に絞りとシャッタースピードの対応が表示されるようになっていましたが、レンズを通した状態を測定しているのではないのでかなりいい加減でした。また、特に制御とも連動していません。それでも無いよりは全く良く、結構それを信用して写してもまともな写真が撮れました。私が小学校の頃に私を写すためにまたまた大枚はたいて100-200mmの望遠レンズも購入したようで、ただすでにレンズの形式が変わっていて、絞りの連動などの機構があわない物でした。キャノンはこのころからあまり以前の機種との互換性を考えないメーカーだったようですね。私が中学を卒業する頃には自由に貸してくれるようになり、1/8のシャッタースピードだけがおかしかったのを修理した以外は今でも快調で、今は私の手元にありますがあまり使っていません。
大学に入学したときに近所のおじさんからニコンのFE2をプレゼントしてもらいました。そのおじさんはカメラのモニターなどを行って、評価したりすることも本業以外に行っていて、カメラは売るほどたくさん持っている方でした。そのような方からいただいただけあって、いただいた当時はちょっとシンプルすぎるかな、と思ったりもしましたが、実によくできたカメラで、今でも特に不満は感じません。友人のschwaさんはニコンのFEを当時使っていて、ちょっとだけ私の方が機能が上で(シャッタースピードなど)悪い気もしましたが、その後、彼はF2,F3と高級機を立て続けに購入したのでマニアにはかないません。FE2はいただいた時は50mmの標準レンズ付きでしたが、その後、35-70mmのニコンのズームレンズもいただきました。このレンズはボディ本体よりも高価なようで、とても良いレンズです。フィルター径が62mmというのがフィルターが高価になって困るのですが、それ以外は何の不満もありません。マクロもきれいに写ります。そうそう、フラッシュもニコンの少し古い物でしたがいただいてしまいました。
その後、オートボーイなど一眼レフ以外のカメラは購入しましたが(スキー用に)、基本的にはFE2を愛用してきました。しかし、子供が産まれてみると生まれたての時には良いのですが、歩けるようになるととてもマニュアルフォーカスでのんびりと写していたのでは間に合わないことがわかり、ソフトフォーカスフィルターなどをつけてがんばってピントを合わせているうちに子供はカメラのレンズにさわれるくらいに駆け寄ってきてしまうことが頻発し、また、部屋の中でフラッシュを使用するにも、外付けのフラッシュを持ち歩くのも面倒で、カメラ内蔵のフラッシュが欲しくなってきました。さらに、子供を遠くからアップで撮りたいときに70mmでは不満で、やはり300mmくらいまでのレンズも欲しくなり(結局自分の父と同じようなことを考えているのが悲しい・・・)、だいぶ悩みましたが、オートフォーカスの一眼レフも安くて性能がアップしたことだし、ディスカウントショップで買ってしまいました。ニコンのF-50Dという一番安いレベルの物です。レンズはニコン製は高いのと、ズームが直進式が多くて個人的に嫌いなのとで、シグマの28-80mm,70mm-300mmの2本をそろえました。なんと、全部あわせて\59,800.-!!!(カメラバックまでついている)これじゃあ、メーカーもがっかりですね。
F-50Dを購入してみると、気に入らない点がいくつか出てきました。CPU内蔵タイプ以外のレンズでは露出計が連動しない(ニコンとしては珍しく割り切った感じです)、内蔵フラッシュが35mmレンズ分までしか照射しない(これはカタログで知っていました)、絞りをレンズ側で変更すると露出計が使えなくなる(これは1つ目の不満と同じ原因です)、バッテリーが高価、露出補正がメニューの深いところにあり、不便、絞り込み状態をファインダーで確認できない(最近の安い物は皆そうみたい)などです。ちょっと一眼レフとしては致命的な欠点という気もしますが、子供を写すと言うことを考えるとまあ良いか、という気もします。レンズはちょっと暗いですが、フィルターサイズがみんな違う点を除けば特に問題無い気がしますし、オートフォーカスも割と早いし、ニコンで一番安い機種の割にはマニュアルでいろいろできますし、良しとしましょう。ただ、もっと安いキャノンのEOS-Kissと比べると、F-50Dの方が劣っている点も結構あるので、その辺はニコンはやっぱりキャノンにはかなわない気もします。私の母が昔のEOSを使っていますが、それは本当に何の機能もなく、プログラムオートモード以外はなにも無い、という感じで、それに比べるとこの手のカメラもだいぶ進歩したのでしょうね。
我が家にはそのほかに「蛇腹式の古いカメラ(壊れていますが)」「デジタルビデオ(カメラじゃないけど)」があります。私の母も写真が好きで、現在はキャノンの古いEOSを使っていますが、自動モード以外が無いので、もう少し凝った物が欲しいそうです。
フィルムスキャナーなどを持っていないので、作例を載せられないのが残念です。
最近、娘の写真などを良く撮影するのですが、ポートレートは個人的に逆光気味が好みで、F-50Dもマルチパターン測光でまあまあの出来なのですが、服の色や背景の色によってはやはり補正が必要で、思い切って単体露出計を購入しました。前に述べた物を満たすのは入射光式ですが、どうせなら反射光式のスポットメータも欲しいと思って本やカタログを探したところ、セコニックから2つが合体したような物がでていましたので、それを購入しました。使ってみると、カタログを見た時点から予想された、スポットメータのファインダー内になにも結果が表示されない点がモニター機能などを生かしにくくて残念な点以外はほぼ満足で、入射光式で対象の位置で測り、スポットメータで部分的に確認したりすることが1台でできてとても便利です。ただ、F-50Dのマニュアル操作が非常にやりにくく、かといって、FE2にするとオートフォーカスが使えないのでF4が欲しくなってきました。F5はマニュアル操作がダイアル2つで行うのであまり好みではありません。
子供の写真などを撮影していると、1本のフィルムで失敗作の方が圧倒的に多く(シャッターチャンスが少ない)これまでは安いのでネガフィルムを使っていたのですが、失敗作のプリントがたまって困るので、最近はポジフィルム(リバーサル)を使うようにしています。リバーサルはフィルムの段階で正常なカラーが再現されますので、管理も楽ですし、プリント時の補正がほとんどされないので、撮影時の露出の効果がそのまま再現されるのが良い点です。ただ、露出失敗作は救えなくなりますが。
リバーサルは日本ではあまり広まっていませんが、フィルム自体の値段は24枚撮りで実売500円程度、現像も500円程度で、そう高くはないですし、プリントはLサイズで1枚130円程度と高いですが、成功した物だけをフィルムで確認してからプリントすれば結局それほど違わないと思いますので、スライド用とか思わずにどんどん使ってみてはいかがでしょうか?ダイレクトプリントでプリントした物はハイコントラストで素人受けしますし、実際にかなりきれいです。本当にスライドで見る人は少ないかもしれませんが・・・。上の写真のようにスリーブ仕上げ(左)と、マウント仕上げ(右)があります。スライドで見るならマウントする必要がありますが、それ以外ではスリーブで十分で、安いし、かさばりませんし、必要であれば自分でマウントできます。
リバーサルの場合、フィルムをじっくり見て引き延ばす物を選んだりしますので、下のようなライトボックスやルーペがあると便利です。
カメラ関連のリンク
schwaさんのページ
高校時代からの友人で、カメラマニアです。
魚林さんのページ
オーディオのページでもリンクしていますが、カメラも内容豊富です。
吉永克己(みりん星)さんのページ
星とカメラのページです。カメラの保有量はすさまじく、特にニコンのFシリーズ全制覇はすばらしい。
ニコンのページ
ニコンのオフィシャルページです。
キャノンのページ
キャノンのオフィシャルページです。カメラミュージアムは楽しめます。私のRMもでています。
オリンパスのページ
オリンパスのオフィシャルページです。ここも歴史のコーナーがあり、PENなどがでています。
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from 1998/3/4