OLYMPUS OM-4Ti BLACK
こうなることはだいぶ以前から予想していたのですが、やはり・・・GETしてしまいました。
ジャンクのOM-1Nを何とか使える状態にし、気に入って使っていて、ついに50mmF2マクロまでGETしたところで、やはり信頼できるOMボディが欲しくなり、メカシャッターのOM-1Nがあるので、やはりAEの機種にしようと考えたのですが、以前から使いやすそうで気になっていたOM-4の、露出計関連にこだわり、ついでに、どうせならマクロに凝ったときに必要になるTTL調光の使える、OM-4Tiに決めました。OM-4Tiには、初代のシルバー(というかゴールド?)と、ブラックがあるのですが、シルバーは意外と塗装のはげたものが多く、どうせならマジックペンで簡単に補修できるブラックにしてみました。ようするに、現行品です。新品は高いので中古にしましたが。久しぶりにまともなものを買った感じがします。なお、冷静に考えてみると、チタンボディはこれだけカメラを所有していながらこれがはじめてかもしれません・・・。
OM-4Tiはハーフミラーを使った露出機構で、スポット測光も可能なのですが、これがこだわっていて、なんと8点を記憶でき、平均値を計算して露出を決めてくれます。また、ハイライト・シャドーボタン、さらにメモリー機能など、単体露出計なみ、あるいはそれ以上の使いやすさです。平均測光時にはフィルムからの反射光を使い、ダイレクト測光により、フィルム露光中に測光し、露出を決定しますので、急激な変化にも強いと言うことですが、まああまりそれが効果を発揮する場面は少なそうですね。いずれにしてもOM-1・2時代のファインダーからの逆入光の影響は全く無い仕組みです。
もちろんAEなので、電子シャッターですが、横走りなのはいまどき珍しいです。また、1/60とBはメカシャッターです。セルフタイマーも電子制御なのはちょっと悲しいですが、おかげで?グリップも付けられます。エラーなどで電子音が結構ピッピッとうるさいのはちょっと気になります。と、書いておいたら、セルフタイマーを反対側に倒しておくと消音だ、と教えてもらいました。
OMシリーズは初代からボディサイズなどほとんど変わらず、アクセサリーも共通なものが多く、実に便利です。ファインダースクリーンは明るいタイプが2つあり、全面マットを同時に新品で買ってきました。グリップもついていなかったので購入しました。現行品はアクセサリーを買うのに便利です。
現行品では、もう一つOM-3Tiもあり、こちらも同様な露出計がついているのですが、メカシャッターで、せっかく便利な露出計と連動というかAEでないのがちょっと不便です。OM-2000という普及機もあります。
ハーフミラーの後ろにある、露出計用のミラーは実に凝ったパターンが描かれていて面白いです。 | |
OM-1Nと並べてみました。本当にほとんど同じ大きさです。裏ブタなど、おそらく交換可能です。たしか裏ブタアクセサリーは共通だったと思います。 フィルム巻き戻しセットは1はライカM型と同じような位置にあったのですが、4ではロゴがあり、巻き上げレバーの側に小さなボタンとなりました。 セルフタイマーは上に引っ張って傾けるとセットできます。 |
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ペンタ部はさすがに4の方が大きくなっています。なお、接眼部には視度補正があるのですが、これがあるためか、見え具合はちょっと1に負ける気がします。 まあ、ファインダー倍率は1よりは小さいですが、現行品としてはかなり大きな方で、見やすい方です。 スポットボタンなどのため、露出補正がフィルム巻き上げ下に移動したのはちょっと不便ですが、スポットなどを使いこなせばカバーできそうです。 |
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なんとなく、勢いでバリマグニファインダーを中古で買ってしまいました。2通りの倍率でファインダーを拡大して見ることが出来ます。立派なケースもついていました。 | |
装着するとなかなかメカメカっぽくていいのですが、4の視度補正とは相性が悪いらしく、特に高倍率にすると非常に見難いです。1では見やすいのですが。 |
AFやワインダー機能が無いかわりに、実にコンパクトで、質感もよく、チタンボディも丈夫そうで良いです。OMはレンズも個性的なものが多く、しばらくはこれで楽しめそうです。