CMCのルガーMarkTである。
CMCはだいぶ昔に無くなってしまっているので当然中古。
亜鉛合金モデルで、新品当時は金色にメッキされていたのだが、銀色になっていてしかも内部でさびていてボロボロ。
このモデルはガスガンは今でもあるのだが、モデルガンが無く、結構人気があるらしくて中古でも非常に高い。
仕方なくボロボロのものをGETしたが、それでも結構高かった・・・。
あまりにもボロボロであったので、完全分解し、メッキがはがれても、できるだけ研磨し、塗装で金ピカにした。
本当は自分で簡易メッキをしてみたかったのだが、亜鉛合金は結構難しいらしく、さらにお金も相当かかるので、塗装で済ませた・・・。 部品は相当昔のものにもかかわらず、なかなか綺麗に整形されていてすばらしい。 |
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製造年だろうか?1978.7と刻印されている。
塗装はメッキ調スプレーを使ったがこれは結構塗膜が弱いので、下塗りと、さらにクリアーの上塗りをモデルガン用塗料で行った。下塗りは「超密着」、上塗りは「鉄色倶楽部イージー」である。やはりモデルガン用塗料は非常に強力で、安心して遊べる。 |
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グリップ後方にあるレバーを起こすことから分解が可能である。変わった仕組み。
黒い亜鉛合金部品はやはりさびていたので、全て研磨し、ブルーイングした。 セーフティのノブだけはおそらく真鍮製で、手元に残っていたブルーイングの液では染まらなかったのでそのまま・・・。 |
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はじめのボロボロ状態の写真を撮っておかなかったのだが、本当に見違えるように綺麗になった。表面までさびが膨れ上がっている箇所が相当あった。元の整形が良いので研磨してもまだまだ刻印もしっかりしている。ちゃんとSMGマークも入っている。
CMCの刻印の側のピンは実銃には無い。実銃ではその後方の四角い部分が別パーツになっている。 小さい弾に似合わず排莢口は大きい! |
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このあたりがルガーの特徴だろうか。丸い部分が上部とフレームを固定している部品。シリンダーもなかなか珍しい形。ここも相当錆びていたが、研磨してブルーイングしたらこのようにピカピカになった。 | |
ルガーMarkTはグリップのメダリオンがなぜかこちら側にのみついている。MarkUになると逆になる。 | |
小さいかわいい銃口。こちら側のサイトは一体整形なのが残念。元々の状態はかなり金型合わせ目が目立っていたが、綺麗に削った。
ルガーは実銃は安価なのが人気だったらしいが、バレル部分の整形が基本的に筒を加工するだけでできるのが製造的にはコストダウンできるポイントらしい。 |
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マガジンも錆びついていたががんばって綺麗にした。カートリッジもそもそも発火されており、錆びていたが研磨した。ちょっと寂しいカートリッジだが昔のモデルガンはこんなものだった。
全体的に塗装したので動作時に金属っぽさが失われるかと心配したが、まったく問題なかった。金属モデルガン独特のシャキン!という感触が楽しめる。 |
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ガバメントのマガジンと並べるとあまりにも大きさが違うのにびっくりする。実際口径も倍くらい違う。 | |
ルガーMarkTは実はベビー南部をデザインの参考に作られたという噂もある。確かに似ている。
本物の金メッキと並べると綺麗な塗装もちょっと質感で負けてしまう・・・。 |
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ベビー南部はルガー(ドイツの)に似ているので、当然この2つも似ている。大きさも大体同じ。仕組みはかなり違うが。
カタカナで書くとどちらもルガーなので子供の頃は同じメーカーだと思っていた。。 |
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一応、箱も説明書もあった。渋いデザインの箱である。説明書はなかなか分解図も丁寧で、整備には非常に助かる。 |