Konica FC-1

 FT-1モーターに続いて、結局GETしてしまった、FC-1です。世界初のワインダー内臓カメラであったFS-1のワインダー無し版です。プラスチックが多用されたボディですが、それほどちゃちな感じではありません。巻き上げレバーは分割できませんが軽くてスムーズです。AEロックや露出補正がありませんが、露出補正は大きなフィルム感度ダイヤルで十分代用可能です。全体的にレスポンスはFT-1に比べると遅いです。とくにレリーズのタイムラグは特に絞り込む場合結構あります。が、そんなことは趣味の世界ではどうでもいいことです。

 セルフタイマーがボディ前面のランプ自体を押すのがなかなか面白いです。フィルム装填はワインダー内臓では無いのですが、FT-1などと同様に、フィルムを差し込んだりせずにおくだけでできます。

 レンズは50mmF1.7がついていました。実はヘキサノンのレンズを何か欲しいな、と思っていたら、FC-1+50mmF1.7で、2万円でしたので、ちゃんと純正のレンズキャップもついていましたからこちらの方が良いかな、と・・・。

サイズ的にはFT-1からグリップ部分をなくしたようなもので、コンパクトです。FT-1と比べるとブラックが塗装で無いのでちょっと質感がいまいちです。

上がFC-1です。下のFT-1と同じようにフィルム装填は簡単になっています。なお、FC-1は普通に巻き戻しノブを引き上げて裏ブタが開きますが、FT-1はボディ横に止め具があります。巻き戻しシャフトが引っ込まないのでボディ下部が切り取られていますが、これはFTAと同じです。なぜ中間に作られてFC-1は違うのかな・・・。

FC-1は電池も変わっています。おそらくFS-1と同じくらいの電圧の設計のためか、ボタン電池を4つも使います。入れ方が実に変わっています。

バッテリーケースがちゃんとあってそこに並べてから入れるのです。

コニカが一眼レフをやめてからかなりたちますので、ボディキャップやレンズキャップの入手も結構困難です。

ヘキサーRFのボディキャップと並べてみました。

レンズキャップも単品では結構高い値段で中古屋さんに置いてあります。一番左だけFTAの時代のロゴです。

FC-1についてきたストラップ用金具です。なかなか凝った作りですが着脱が容易というほどでもありません。


我が家の4台のコニカボディ

 コニカARマウントのレンズはフランジバックが非常に短いため、他のボディに使えず、そのためか中古屋さんでも大抵は意外と安いのです。しかし、描写的には実に魅力的で、一言で言えば自然でやさしい描写、でしょうか。時代によって色の感じが違ったり、またレンズによっても結構色合いが違うのですが、楽しいレンズが多いです。特に標準レンズの種類の多さは魅力的です。


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