EOS Kiss V
母がついにEOS Kiss Vを購入しました。上の写真はM3+DRズミクロンで撮ったのですが、いつもながらM3のフレームの正確さにはびっくりします。もちろん近接用メガネを付けていますが、まさにファインダーで見たとおりのフレーミングです。
それはさておき、このカメラは本当にすごい。現代カメラに求められているものがほぼすべて備わっていて、この価格で、この軽さ。キャノン以外では作れないカメラでしょう。ボディの軽量化のためペンタプリズムはダハミラーに置き換えられていますが、ファインダーを覗いても全くわかりません。ファインダー内表示も豊富ですし、ファインダー自体もピントの山はつかみにくいものの意外と倍率は高く、明るく見やすいものです。値の変化などはすべてシャッターボタン側のダイアルでできますし、もちろん露出補正もここで簡単にできます。これまでのKissともっとも変わったのは、なんと言ってもプレビューボタンの装備でしょう。どれだけ使うかは人によると思いますが、せっかくの一眼レフですから。また、7点マルチのAFもなかなか便利ですが、一番近いところに合うみたいで、意外と気を使います。やはりフォーカスはマニュアルのほうが便利ですね。
プログラムオートが数種類と、絞り優先・シャッター速度優先・マニュアルなど多彩な露出制御が使えますが、所詮、シャッター速度と絞りを決定しているだけだ、と説明してもなかなか母は理解できないようです。本当はマニュアル機が良いのですが、EOSマウントのフルマニュアル機は無いですからねぇ。
母のこれまでのボディ、EOS750と並べたところです。ボディの高さが低いです。重さもぜんぜん違います。Kissはマウントがプラスチックです。EOSマウントはフランジバックも短く、大口径なのでマウントアダプターには最適なのですが、母はそんなことはどうでもいいようでした・・・。
一応、750QDもきちんとした写真を・・・。
あまりにも背が低すぎて、持ちにくいのと、バッテリー代が高いので、単三電池用バッテリーパックをプレゼントしました。これをつけると断然もちやすくなります。ちょっと重たくなりますが。縦位置シャッターボタンもつかえるので便利です。
レンズはこれまたプレゼントしたEF50mmF1.8Uです。新品で実売1万円以下のレンズですが、描写はすばらしいです。ただ、レンズマウントまで全部プラスチック。フォーカスリングも狭くて使いにくいです。距離目盛くらいつけて欲しいですが・・・。でも軽くて便利。
キャノンは魅力的なレンズも多く、私も欲しいのですが・・・やっぱりクラカメのほうが面白いですねぇ。