コンピューター:師匠と弟子の会話:資格など・・・


弟子:「今回もまた本当に久しぶりにコンピューターのページに追加ですね!」
師匠:「うーむ・・・なんだかんだと忙しくてねぇ・・・」
弟子:「最近は鉄道模型関連のページの更新が多いですよ。」
師匠:「多趣味な私は基本的に一度のめりこんだ趣味は飽きずに続くのだが、全てに100%力を注ぎつづけるのは無理なので・・・最近はちょっと鉄道模型が中心かもしれん。息子も喜んでるし。」
弟子:「子供を出しにして自分で欲しいおもちゃを買っているだけ、という噂もありますが。」
師匠:「まあ、人生そういうものだ。」
弟子:「それはそうと、3冊目の著書も発売されたようですね。」
師匠:「前作に続いてC言語によるTCP/IPプログラミングシリーズ第2弾、って感じだな。」
弟子:「前作以上にマニアックな内容という噂ですが・・・」
師匠:「まあ、ファイアーウォールを自作しよう!と、ソースまで紹介している本は少なくとも日本では見たことが無いし、今後も出てこないだろう。なぜか皆さん、セキュリティとかリスクの大きい分野については口を閉じるのだ。問題があったりするとヤバイ、という気持ちなのかもしれんが、少なくともプログラミングの題材としてはとても面白い分野だし、なんと言っても一番のセキュリティ対策になるのは、世の中に二つと同じシステムが無い、自作のファイアーウォール、だからね。」
弟子:「師匠の本に出ているソースをそのまま使えば安全なのですか?」
師匠:「まあ、一応テストはかなりしているが、保証はできん。その辺は人のものをそのままタダで使おうなんて調子のいいことを考えず、自分できちんと見直してから使って欲しい。本は製品のソースを出しているのではなく、あくまで参考になるようにとソースを出しているのだから。」
弟子:「2冊目は好調で、すでに第5刷まで行っているようですね。」
師匠:「おかげさまで。実際仕事では最近はJavaばかりなんだけどね・・・。毎回500冊ずつの増刷なのでトータルではたいした数ではないし、皆が想像しているような印税生活とは全く程遠い。お小遣いの足しに、というくらいだな。」
弟子:「師匠は趣味が多いからいくらお金があっても足りませんものね。」
師匠:「そうだ。私の趣味は要するに”買い物"だからな。」
弟子:「まあ、くだらない話はそのくらいにして・・・今回のテーマは”資格”ですね。何を言いたいのでしょう?」
師匠:「実は、この年になってようやく情報処理の資格を取ったのだ。基本情報処理技術者、というやつで、昔は2種と呼ばれていたらしい。まあ、全然たいしたレベルではないのだが、この間、ある仕事で客先の入門証を作ってもらうには、この資格以上を持っていること、という基準があり、ちょっと困ったことがあったりしたものだからな。私としては資格を持っている奴が仕事ができる、とは全く思わんし、学歴が高い奴が仕事ができるとも思わんのだが、こういう基準が実際に使われているとなると、少なくとも部員には持っておいて欲しいし、取れ、というからには自分も受けないとずるい、と思われると思って、受験しといたのだ。」
弟子:「基本情報処理技術者の資格は専門学校などでは受験するように言われるようですね。」
師匠:「まあ、学生さんはただ勉強しているよりこういう具体的な目標があったほうが遣り甲斐があるしな。知り合いの先生は、”お金といっしょで資格は持っていて困ることは無い”と、生徒に話しているそうだ。確かにあって困るものではないしな。ただ、自動車運転免許と同じで、資格を持っていれば上手いというわけではないことは確かだ。」
弟子:「実際、試験問題はどんな内容なのですか?」
師匠:「午前が情報処理全般の問題で、はっきり言って情報系の学校を出ていない私にとっては実に嫌な問題だ。知っていても全然役に立たないような内容が多い。まあ知らないよりは知っていても良いかもしれんが。しかも引っ掛け問題が多いのも馬鹿らしい。知能テストをやっているのではないと思うのだが。7進数なんていったいどこで仕事で必要になるというのだ。まあいいけど。で、午後はプログラミング的な問題。こちらは仕事でプログラミングをやっている人には比較的簡単。言語も選択できるし。だが、共通問題が曲者で、へんてこりんな擬似言語みたいなものを使っていて、配列が1から始まっていたりしてC言語系の人には実に頭に来る内容だったりする。」
弟子:「学生さんは午前は簡単、と言いますね。」
師匠:「いやー、私は断然午後のほうが楽だった。何しろ川越祭りの日にぶつかったので、午後は退場可能な時間になってから10分くらいでとっとと帰ったのだ。それでも午後は800点満点中720点とまずまず。午前は650点だから下手すりゃ落ちるところだった。」
弟子:「まあ、受かってよかったですね。どのくらい勉強したのですか?」
師匠:「実はポケットサイズの本を1冊買っただけで、しかも内容がつまらないので1回通し読みしただけだったのだ。他に仕事などで読む本がたくさんあったから。問題集も一度もやりもせず買いもしなかった。」
弟子:「準備しないで受かるなんて、簡単なのですね!」
師匠:「まあ、基本、だからね。ただ、合格率は意外と低くて15%位。少なくとも毎日こういう仕事をしている我々プロにとっては受かっても威張れるような内容ではないみたいだね。」
弟子:「今後はもっといろいろ受けるのですか?」
師匠:「私としては資格より実力、と今でも思っているので、資格のための勉強はあまりする気は無い。もっと他に技術的に調べたりしたいことがたくさんあるからな。ただ、そういう興味があまり無い人には良い目標になると思うので、そういう人はどんどん受験することを勧める。」
弟子:「今回のテーマの結論としては?」
師匠:「資格は持っていて困ることは無いので受験はいいが、他にやるべきテーマがたくさんある人は無理に資格のための勉強をするほどではない、という感じかな。特に情報処理の仕事は今のところ資格が無いと出来ないという仕事ではないし、本当の自分ならではの実力を高めるほうが今のところ得だろう。資格受験勉強するより得意分野の本を書くくらいのほうが良いと思う。まあそれでも基本情報処理技術者の資格くらいは持っていたほうが良いかもしれんな。」
弟子:「では、次回の更新がすぐにあることを祈りつつ・・・」
師匠:「まあ、どうせ誰も読んでないだろう!」


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