コンピューター:C言語講座:参考文献
C言語講座は私が個人的にテストプログラムなどを作って実験したものを紹介していますが、情報源としてはやはり各分野での専門書が不可欠です。また、UNIXのmanも非常に手軽に利用でき、価値の高いものです。
ここでは、私が個人的にお勧めできる文献、C言語講座で参考にした文献を紹介します。入門書は含まれませんが、それは皆さんで探してみてください。なお、値段は税金が入っていたりいなかったりしますので、参考程度に見てください。
UNIXシステムコール・プログラミング
アスキー出版局 Marc J.Rochkind箸・福崎俊博訳
3500円
UNIXシステムコールの参考書です。私はCを学びはじめた直後に購入し、全く理解できずにいた本ですが、今ではシステムに密接に関連したプログラムを作成するさいには無くてはならない参考書です(ほとんどの内容は頭に入ってしまいましたが)。100回読んでもわかりませんが、実験すれば理解できます。この本の影響で、システムコール関連の話題がC言語講座に多くなったくらい影響を受けています。UNIXを根本から理解したい方にお勧め。UNIXは基本的にこのシステムコールで動作しているものですから。WindowsのAPIなどよりずっとシンプルで良くできていると思います。
RPCプログラミング
アスキー出版局 John Bloomer箸・森島晃年監訳
6800円
RPCプログラミングの参考書で、日本語のRPCの参考書はこれくらいしか見たことがありません。サンプルも多く、C言語講座でもサンプルは大体この本を参考にしてあります。細かく見ると誤植や、バグ?も多い気もしますが、RPCの事は隅から隅までかかれているように思います。RPCはmanを見てもほとんど使い方がわかりませんので、日本人であればこの本を読むしかないと思います。ちょっと値段が高いですが。
アルゴリズムC
近代科学社 Robert Sedgewick箸・野下/星/佐藤/田口共訳
3200円
3巻にわかれていますが、私は仕事で高速化などで悩んだ時に第2巻を読みました。検索・文字列・計算幾何が取り上げられています。CADシステムやデータベースエンジンなどを作成するさいにはまず、こういったアルゴリズムの本を読んでから検討すると後々後悔せずにすみます。
Cプログラマの為のアルゴリズムとデータ構造
SOFTBACK BOOKS 近藤嘉雪箸 2000円,2200円
2巻にわかれています。どちらも読みましたが、アルゴリズムCよりやさしい説明でより基本的なことがまとめられています。ちょっと規模の大きいプログラムやデータ管理方法が難しそうなプログラムを作成する前に読んでみるべき本です。C言語講座の検索などの説明よりはるかに細かく説明されています。
応用事例でわかる遺伝的アルゴリズムプログラミング
パーソナルメディア 平野広美箸 3800円
生物学的な遺伝をプログラムに応用する手法がかかれています。思考型のプログラムを作成する時に読んでみました。結局その手法は使わなかったのですが、こんな考え方もあるものかと感心させられました。読むだけで頭の体操になりそうな本です。